節分は季節の分かれめ。暦のうえでは春のはじまり。日もずいぶん延びてとくに夕方に早春の気配を感じる時期ですが、寒さはまだまだ厳しい! うす曇りの2月8日、節分の日に糊置きした生地を染める作業に行ってまいりました。
野口さんにお仕事のことをあれこれおうかがいするうちに、先の記事の中で数字等、間違って書いていた部分があることがわかりましたので、ここで訂正します。
「長板は、それぞれ巾40センチ、長さが14メートルぐらい。ちょうど、反物が一反、広げられるサイズです。」と書きましたが、長さは6.5メートルの 間違いでした。ちょうど、反物の半分の長さを一度に広げられるサイズ。まず半分、糊置きをして、それが乾いた後巻きとって、さらに半分を糊置きするのだそ うです。
「寝かされていると言っても地べたに寝かされているわけではなく、地面から50センチくらいの高さでしょうか。その高さにはたいせつな意味があって、反 物をその上に広げて型を置いていくとき、13メートルある反物ものの端から端までいっぺんに、職人さんがじぶんの目の高さで見渡すことができ、狂いがない かを確認できる高さなのです。」の部分への加筆補正。