2017/12/21~26 かわうそ兄弟商会+山猫あとりゑ展@ギャラリーゆりの木
ギャラリーゆりの木さんは、山猫あとりゑとかわうそ兄弟商会がはじめていっしょに二人展をした会場です。ブログをさかのぼったら2012年の3月の記事にお知らせが出ていました。あのとき、山猫さんは『ポラーノの広場』の原画を壁一面。とても急な企画展のお話だったのでDMもなく、あわてて作品をかきあつめて展示したことを覚えています。
先日、型紙を整理していたら、そのころに彫ったものが出てきました。現在でも定番の手ぬぐい、「方程式ちらし」や「素数丸」などは当時から存在していましたが、当時の型紙はもう傷みがはげしく使っていません。同じデザインを彫りなおしているのですが、初代とその後の型紙を比べるとデザインナイフの使い方がはっきり向上していました。石の上に何年いたのか、あれやこれや型紙を彫っているうちにちょっとは上達していたみたいでじぶんでびっくり。
山猫あとりゑとかわうそ兄弟商会の二人展としては、今回はたぶん9回目。山猫さんはスクラッチのカット原画をきぎ工房の片桐さん製作の天然木の小さなフレームに入れて展示販売します。花や動物、さかなや虫、身のまわりの雑貨品などが、小林敏也さんのあの独特の生き生きとして鋭いスクラッチの描線で、生物も無生物も、精緻でありながらどこか剽軽だったり暖かかったり、超キュート化されたりして描かれています。
かわうそ兄弟商会は、新作手ぬぐい、ブックカバーを披露します。藍染は夏のイメージが強いのですが、秋冬柄もつくってみました。賢治の詩をモチーフにしたタペストリーも染めました。
師走のおいそがしい時期ですが、ぜひおでかけください。国立駅前のクリスマスライトアップもされています。音楽演奏などのイベントもあるみたいです。
かわうそは連日12時~17時在廊しております。山猫さんは夕方からですがやや未定。当日の在廊予定はtwitterでもお知らせしますが、ギャラリーに直接「きょう小林さんは?」とお問い合わせいただいてもけっこうです。
2017年12月21日(木)~26日(火) 11時~午後7時 最終日は午後5時まで
地図&電話番号はこちらから⇒ギャラリーゆりの木