山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商會展@根津りんごや/終了いたしました。

 おかげさまで盛況のうちに終了いたしました。

 おでかけくださったみなさま、ありがとうございました。

 

 

  かつて八百屋さんだったという、間口の広いガラス戸を開け放った「りんごやさん」は、路地と屋内がひとつながりになった縁側みたいな空間です。猫たちが通り過ぎたり、散歩中の犬が飼い主を引っ張って寄り道したり、近所のちっちゃなこどもたちも手をふって通る。猫たちの愛称もこどもたちの名まえも、いつのまにか覚えてしまった。

 雨が降れば新緑が冴え、風が吹けば花や草の匂いがまじる、みずみずしい季節。外気を感じながら過ごす気持ちのよさ。道行く人たちと目が合えば、お互いにちょっとあいさつを交わす、縁側社交も楽しく。

    

 

 山猫叔父さんの「猫の事務所」原画は、今回は額装なしの「剥き出し」展示。うつくしい鉛筆の筆致をじっと見ていると、鉛筆の線が少しずつ引かれては濃くなってゆくその軌跡も見えてくるようで、芯がケント紙に触れる軽やかな音もする。あのカーボンな匂いもしそう、と思って鼻を近づけてみた、けど、さすがに30年前の作品だけあって匂いは感じませんでした…。

 かわうそも新しい試みで四六判ブックカバーや、藍染めにちょっとカラフルな継ぎ布を施した文庫カバー、Suicaをタッチするに使い勝手の良い名刺サイズケースなど作ってみました。お陰さまでどれも完売(もともと数が少ないし)、また染めて、また作ります! ありがとうございました。

    

 

  さて、「山猫あとりゑ+かわうそ兄弟商會」のコラボ展示は次回、6月27日より、光が丘「チャイハナ」さんで開催予定です。追ってお知らせいたします。