宮澤賢治「過去情炎」扇子
「過去情炎」は、宮澤賢治が生前唯一出版した詩集『春と修羅』に収められた詩で、1923年秋、関東大震災が起きた直後に書かれた詩群のひとつです。賢治は自分の詩を心象スケッチと呼びました。関東大震災の起こる直前の心象スケッチ「オホーツク挽歌」詩群には、若くして病死した妹トシという、たった一人の人間への哀惜がつづられますが、震災後の「過去情炎」を含む詩群では、人間という存在そのもののはかなさ、あやうさが前に出ています。
藍型染扇子
かわうそ兄弟商会の藍型染扇子は、デザイン部分に型紙を使っているため、一見、同じものが複数あるように見えますが、その型を用いて、一枚一枚、糊置きをし、一枚一枚、藍甕に浸して染めた生地を使っています。ですから、厳密にいえばすべてが一点もの。仕立ては、京都の扇子職人さんが手がけています。
扇子のすぐれた点は、携帯に便利なことはいわずもがな、大きく広げて思いっきりあおぐだけでなく、混んだ電車や劇場などで、少しだけ広げてささやかな涼をとれるところ。気配りを忘れない、粋な日本の知恵でcoolbizといきましょう。
宮澤賢治「過去情炎」 藍型染扇子:8,000円(税別) soldout 送料:360円 サイズ:7寸30間(約21cm) |
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<藍染布の取り扱いについて>
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水濡れ、摩擦によって色移りすることがありますのでご注意ください。
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陽射しの強い窓辺などに長時間放置すると、急激な色の変化を招く場合があります。
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洗濯をせず、汚れはかたく絞った布などで拭き取ってください。